「日立の経営改革とコーポレート・ガバナンス」

日時 2014年2月3日(月) 15:00~16:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F)
出演者 川村 隆 氏(日立製作所 取締役会長)

■ 概要

日立製作所は2008年度の決算で当期純利益8000億円弱の赤字決算を強いられた。当該赤字額は日本の製造業の最高値として今なお記録されている。この不名誉な決算を株主総会に報告したのが、急遽グループ企業から呼び戻されて会長兼社長に就任された直後の川村会長だった。それから日立製作所は素早いV字回復を実現し、近年赤字決算を強いられている他の大手電機製造会社とは際立った違いを見せている。
2009年度以降川村経営陣が取り組んだ改革は、大企業病からの脱却であり、意思決定のスピード、第三者の眼、グループ企業一体経営を意識したコーポレート・ガバナンスを始めとし、真のグローバル化、人材育成、ポートフォリオ戦略等々、苦難の経営大手術である。
本講演会では、勇気を以って改革を断行した経営トップ川村会長のお話を伺います。

■ 出演者紹介

◎川村 隆(かわむら・たかし)
 株式会社日立製作所 取締役会長

1962年4月 日立製作所入社
1995年6月 取締役
1997年6月 常務取締役
1999年4月 代表取締役 副社長
2003年4月 取締役(2007年6月退任)
   6月 日立ソフトウエアエンジニアリング(株)
      取締役会長兼代表執行役
2005年6月 日立プラント建設(株) 
      取締役会長(2009年6月退任)
2006年6月 日立ソフトウエアエンジニアリング(株)
      取締役会長(2007年6月退任)
2007年6月 日立マクセル(株)
      取締役会長(2009年6月退任)
2009年4月 日立製作所 代表執行役会長兼社長
   6月 代表執行役会長兼社長兼取締役
2010年4月 代表執行役会長兼取締役
2011年4月 取締役会長 (現在に至る)
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所