社外ネットの使命・目的
 日本企業を取り巻く環境が大きく変化する中、コーポレート・ガバナンスの重要性が再認識されてきています。グローバルに通用するガバナンスの確立には、インサイダーのみによるガバナンスでは不十分で、経営者から独立した社外取締役の存在が必要不可欠です。社外取締役は企業経営に対する監督を行ったり、時には助言者として企業価値・株主価値の最大化に貢献する役割を果たします。
 グローバル化の流れを受け、今後、日本企業の間にも、社外取締役制度が浸透していくことが想定されますが、社外取締役のための情報交換の場がない、社外取締役制度について勉強したいが適当な場がない、独立性の高い社外取締役を求めているがどう探したらよいかわからない、社外取締役に就任して社会に貢献したいがどうしたらよいかわからない、このような声がよく聞かれます。
 社外ネットでは、このようなニーズに応えるため二つのインフラを提供します。一つ目のインフラはコーポレート・ガバナンス、社外取締役制度に関する情報交流のインフラ、もう一つのインフラは、社外取締役を求めている企業と社外取締役への就任を希望している方の間の社外取締役制度促進に関するインフラです。


インフラの補完関係
 社外ネットが提供する2つのインフラは補完関係にあります。
 情報交流インフラによる情報発信から社外取締役制度が促進され、実際に社外取締役に就任している方や社外取締役を導入した企業の間の情報交換の場を提供します。
 社外ネットでは、これらのインフラ運営を通じて、日本企業のコーポレート・ガバナンス改革に一石を投じ、社外取締役制度の促進を行うNPO法人として、日本経済の活性化に寄与することを目的としています。
 団体名の「全国社外取締役ネットワーク」は商標登録です。