「最近の企業不正事例と対応の実際~ボードメンバーの目線で」
日時 | 2013年4月23日(火) 16:00~18:00 |
---|---|
場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
出演者 | 株式会社KPMG FAS フォレンジック部門 パートナー 高岡 俊文 氏 ディレクター 堀田 知行 氏 |
■ 講演概要
昨今メディアを賑わしている不正事件を目の当たりにして、不正防止の必要性を感じない経営者はいないことでしょう。では、多くの企業が、不正防止のために、内部統制制度を構築し、ガバナンスの強化に尽力しているにも関わらず、なぜ不正はなくならないのでしょうか? まず、総論として、不正の実態と発生のメカニズムを分析し、不正防止のためには何をしなければいけないのかを検討します。その中で、近年では不正・不祥事において当然のように求められるようになった、第三者調査委員会についても、そのあるべき役割と調査実務について触れていきます。 続いて、個別のトピックとして、最近注目されている海外関係会社の不正防止と、情報関連不正の危機対応について概括します。皆様の日頃の業務での幾許かのご参考になれば幸甚です。 1.不正とは何か? ①発生のメカニズム ②不正の手口と兆候について ③防止のために必要なこと ④第三者委員会の役割と実務 2.海外関係会社の不正防止 ①海外関係会社の置かれている状況の特殊性 ②具体的な不正の手口と兆候について 3.情報関連不正への危機対応 ①サイバー犯罪の脅威 ②情報漏洩の危機対応 ③企業が抱えるその他の情報関連不正リスク |
■ 出演者紹介
髙岡 俊文(たかおか・としふみ) 株式会社KPMG FAS フォレンジック部門代表パートナー 1989年に港監査法人(現:あずさ監査法人)に入所し、2001年KPMG FAS設立と共に移籍。不正・不祥事の予防、発見、対処を中心としたサービスを数多く従事している。不正調査に関しては粉飾、横領等の財務不正の他、情報の不正利用など幅広く手掛けており、その調査体制としては社内調査のサポート、第三者委員会のサポートまたは調査メンバー等多数経験している。公認会計士。 堀田 知行(ほった・ともゆき) 株式会社KPMG FAS フォレンジック部門ディレクター 2005年にKPMG FAS入社。IT及び情報分析、データ分析を得意とし、情報漏洩調査、インサーダー取引調査などを中心に、不正調査及び危機対応支援など多数の経験を持つ。また、情報・データ分析の技術を活かし、M&Aにおける事業戦略分析、各種リスク分析、事業分析などのサービスにも従事。 |