「第三者委員会の過去・現在・未来 ~東芝事件を題材に」
日時 | 2016年2月16日(火) 16:00~18:00 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
出演者 | 國廣 正 氏(国広総合法律事務所 パートナー弁護士) |
■ 概要
東芝事件を契機に、第三者委員会の存在意義が問われています。第三者委員会は、不祥事を起こした企業が、専門家による徹底した調査を受け、事実関係と原因を明らかにし、すべてのステーク・ホルダーに対する説明責任を果たして企業価値の毀損を食い止めるための制度です。日本弁護士連合会の「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」が制定された2010年以降、日本の企業社会に浸透し、根付いてきた第三者委員会は、いま転換期にあるとも言えます。 本講演会では、ガイドラインの策定にも関わり、数々の第三者委員会に参画してきた、本問題の第一人者である國廣正弁護士に、東芝事件を題材にして、第三者委員会の歩みと将来への展望、第三者委員会のあるべき姿と課題について、危機管理とコーポレート・ガバナンスの視点を踏まえてお話いただく予定です。 |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎國廣 正(くにひろ・ただし) 国広総合法律事務所 パートナー弁護士 専門分野は、企業の危機管理、 リスク管理体制構築 (コンプライアンス、コーポレート・ガバナンス、内部統制)、 訴訟 (会社法、金融商品取引法分野)。 多くの大型訴訟(株主代表訴訟、監査法人責任追及訴訟など)、重大企業不祥事の危機管理(適時開示・広報対応も含む)、第三者委員会調査などを手がける。 著書に『修羅場の経営責任 今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実』(文春新書)、『それでも企業不祥事が起こる理由』(日本経済新聞出版社)など。 |