「2017年の中国経済と日中関係」

日時 2017年2月21日(火) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F)
出演者 瀬口 清之 氏(一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)

■ 概要

中国経済は引き続き安定を保持している。
成長率は徐々に低下傾向を辿っているが、依然として高度成長が続いており、毎年中国国内で新たに生み出されるGDPの規模は拡大を続けている。とくに日本企業の製品・サービスを購入する中間層は急拡大中である。
2017年を展望すれば、米国はトランプ政権の誕生、欧州は英国のEU離脱によって経済が不安定化する可能性が高いと考えられる。
そうした状況下、日中両国を中心にアジア経済は安定を保ち、世界経済の成長率下支えへの貢献が大きくなることが予想される。
折しも昨秋以降、日本企業の対中投資姿勢が4年ぶりに積極化に転じる兆しが見られ始めている。
メディア報道が伝えない中国経済と日中経済関係の真実の姿をわかりやすく解説したい。(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎瀬口 清之(せぐち・きよゆき)
 一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹

1982年東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。91年4月より在中国日本国大使館経済部書記官。
04年9月より米国ランド研究所にてInternational Visiting Fellow。
06年3月より北京事務所長。
09年3月末日本銀行退職後、同年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹、杉並師範館塾長補佐(11年3月閉塾)。10年11月、アジアブリッジ(株)を設立。
16年4月、国連UNOPS中国長春食品安全プロジェクト・シニアアドバイザー。

著書に「日本人が中国を嫌いになれないこれだけの理由」(日経BP社 2014年)
ほか。

メディア関連では、NHK日曜討論、テレビ朝日「朝まで生テレビ」、BS朝日「激論!クロスファイア」等への出演、毎日・産経・日本経済新聞、日経BP、週刊エコノミスト、JBプレス、環球時報(中国)等への掲載など。
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所