「企業経営における労働法コンプライアンス~同一労働同一賃金及び労働時間規制観点から~」

日時 2017年4月27日(木) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F)
出演者 加茂 善仁 氏(加茂法律事務所 代表弁護士)

■ 概要

“ニッポン一億総活躍プラン”の二大柱として「同一労働同一賃金の実現」と「長時間労働の是正」があります。前者は、正規雇用と非正規雇用間の不合理な待遇格差の解消を目指すものですが、現行法は同一(価値)労働同一賃金を取っているわけではありません。しかし、この点に関する裁判例には混乱がみられます。
後者は、“過労死等ゼロ緊急対策”にも現れているように、原因とされる長時間労働等の撲滅対策の一つとして時間外労働の規制が議論され、労働時間の適正把握のためのガイドライン(本年1月)が示されています。長時間労働の撲滅は当然として、働き方改革としてみる場合、時間ではなく成果で評価される働き方を希望する労働者のニーズに応えることも併せて検討されるべき課題といえます。本講演会では、これらに関する現行法と今後の方向性についてお話しします。(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎加茂 善仁(かも・よしひと)
 加茂法律事務所 代表弁護士

慶應義塾大学法学部卒業
昭和53年弁護士登録 第一東京弁護士会所属
平成10年6月 経営法曹会議 常任幹事(現在に至る)
平成13年6月~同18年5月 経営法曹会議 事務局次長
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所