「企業の持続可能性とESG情報開示~高質な対話のツールとなるための条件」
日時 | 2017年5月22日(月) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
出演者 | 北川 哲雄 氏(青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授) |
■ 概要
GPIFのPRI署名以降ESGを考慮した投資は我が国でも隆盛化の兆しを見せ始めているよう思える。それではESGを考慮した投資とは具体的にどのような投資手法を意味するのであろうか。企業側に十分な情報開示がされているのであろうか。されているとして投資家側は十分にそれら情報を咀嚼し、もって高質な対話
(high quality dialogue) が資本市場でなされているのであろうか。そしてそれがなされたとして本当に企業価値が上がり、日本株式会社(TOPIX)の投資パフォーマンスは上がるのであろうか。このあたりについて参加者の皆さんと考えるための叩き台を示したいと思う。 (講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎北川 哲雄(きたがわ・てつお) 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授 〔学歴〕 1975年3月早稲田大学商学部卒、経済学博士(中央大学) 〔主な職歴〕 株式会社野村総合研究所、モルガン信託銀行株式会社(現JPモルガンアセットマネジメント)等にて1981年より約25年間アナリスト職務に従事ののち2005年より現職。 〔主な社会的活動〕 現任― ・日本証券アナリスト協会試験委員 ・日本IR協議会IR表彰委員会委員長 ・日経アニュアルレポートアウォード表彰委員会委員長 2017年3月まで務める― ・環境省・持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会(ESG検討会)座長 ・経済産業省「競争戦略としてのダイバーシティ経営(ダイバーシティ2.0)の在り方に関する検討会」座長を務めた。 〔主要著作〕 『スチュワードシップとコーポレート・ガバナンス-2つのコードが変える日本の企業・経済・社会』(東洋経済新報社)編著(2015年) 『証券アナリストのための企業分析 定量・定性分析と投資価値』(東洋経済新報社)共著(2014年) 『資本市場ネットワーク論-IR・アナリスト・ガバナンス』(文真堂)単著(2007年) 以上。 |