「ロシア事情最前線~日ロ関係・米ロ関係を中心に」

日時 2017年9月1日(金) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階)
出演者 下斗米 伸夫 氏 (法政大学 教授)

■ 概要

ロシア革命から100年、ソ連崩壊から26年、世界が大きくかわり、米ロ関係が揺れている。期待されたトランプ政権下での米ロ和解の期待は消え、米ロ関係は最悪の危機回避の手探りが続く。この間中国やインドの台頭、欧州の混迷、ISや宗派対立など中東の危機が続く。グローバリゼーションのつぎに続く世界を解くひとつの鍵はロシアであるが、プーチン・ロシアのもとで宗教復活など保守化を強めるが、その世界との関係はどう変わりそうか。プーチンのアジア・シフトとの関係では中国の一帯一路との関係、北朝鮮の核危機、そして日ロ平和条約をめざす北方領土での「共同経済活動」の見通しはどうなるか、こういった論点について考える。(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎下斗米 伸夫(しもとまい・のぶお)
 法政大学 教授

【略歴】
 1971年       東京大学法学部卒業
 1975年       文部省派遣ソビエト連邦モスクワ留学
 1978年       東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了
 1978年       成蹊大学法学部専任講師
 1983年       英国バーミンガム大学ロシア東欧研究センター留学
 1985年       成蹊大学法学部教授
 1989年~現在  法政大学法学部教授
 1998-2001年 朝日新聞客員論説委員
 2001-03年    日本国際政治学会理事長
 2004-6年    日露賢人会議、07年からバルダイ・クラブ成員

【著書・論文等】
『ロシア革命の古層(仮題)』(筑摩選書、2017年10月刊予定)
『ソビエト連邦史』(講談社学術文庫、2017年2月刊)
『宗教と地政学から読むロシア』(日経新聞出版、2016年9月刊)
『日ロ関係史-パラレルヒストリーの試み』(東大出版会、2015)編著
『プーチンはアジアをめざす(NHK出版,2014)』単著
『ロシアとソ連-歴史に消されたものたち』(河出書房新社、2014)
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所