「習近平第2期政権と中国の今後」
日時 | 2017年11月14日(火) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 高原 明生 氏 (東京大学大学院法学政治学研究科教授、東京大学公共政策大学院副院長) |
■ 概要
2017年10月の共産党大会を経て、中国では習近平氏の第2期政権が発足する。習近平氏は一方において、改革を進め法治を強化すると称しつつ、他方では共産党の領導(コントロール)の強化を推し進めてきた。また対外政策の面では、東シナ海や南シナ海における海洋進出を進め、THAAD(終末高高度ミサイル防衛)の配備をめぐって韓国に圧力をかけるなどして近隣諸国との摩擦を起こす一方、「一帯一路」構想の提示など経済協力政策を梃子にして中国の国際的な声望を高めようとしている。 中国はどこへ向かうのか、本報告ではまず習近平氏の政治思想や権力体制を検証した上で、日中関係を含め今後の外交関係について検討する。 (講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎高原 明生(たかはら・あきお) 東京大学大学院法学政治学研究科教授、東京大学公共政策大学院副院長 1981年東京大学法学部卒、英国サセックス大学にて博士号取得。立教大学教授等を経て2005年より東京大学大学院法学政治学研究科教授。在中国日本大使館専門調査員、英国開発問題研究所理事、ハーバード大学訪問学者、アジア政経学会理事長、新日中友好21世紀委員会委員(日本側秘書長)、北京大学訪問学者、メルカトール中国研究所上級訪問学者などを歴任。 東京財団上席研究員、日本国際問題研究所上席客員研究員、日本国際フォーラム上席研究員などを兼任。 近著に『シリーズ中国近現代史⑤ 開発主義の時代へ1972-2014』(共著、岩波新書)、『東大塾 社会人のための現代中国講義』(共編、東京大学出版会)。 |