「ESG指数の潮流と企業に求められる対応~企業と指数プロバイダーの進化し続ける関係」
日時 | 2017年12月1日(金) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 内 誠一郎 氏 (MSCI マネージング・ディレクター) 岸上 有沙 氏 (FTSEアジア・パシフィック ESGヘッド) |
■ 概要
ESG投資に注目が集まっています。本年6月に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESGに関する3つの指数を採用し、国内株式投資全体の3%(1兆円程度)を投じています。採用されたのは、ESG総合型の「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(251銘柄)」、「FTSE
Blossom Japan Index(151銘柄)」、ESGの「S」のうち女性活躍に着目した「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)(212銘柄)」の3つです。いずれも本年9月にESG投信として上場し、ESG投資は機関投資家だけでなく、個人投資家にも広がりを見せています。 本講演会では、指数プロバイダーのMSCI(米系)、FTSE(英系)のESG責任者にご登壇いただき、それぞれのESG指数の説明と、指数に採用されるために必要な企業の対応、今後の企業と指数の進化し続ける関係についてお話いただく予定です。 |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎内 誠一郎(うち・せいいちろう) MSCI マネージング・ディレクター MSCIのマネージング・ディレクター。日本におけるMSCIの指数及びESGビジネスの責任者。2010年9月のMSCI入社以前は、スタンダード&プアーズでアジア地域のインデックス・マーケティングを担当し、その前は、東京証券取引所で上場・決済・調査関連部署や同ニューヨーク事務所で勤務。 訳著に「株価指数の徹底活用術」(東洋経済新報社)。証券アナリストジャーナル等の専門誌にベンチマーク等に関する寄稿論文多数。また、日本リアルオプション学会評議員として、日本経済新聞「経済教室」欄など、主にプロ・スポーツをテーマとしたファイナンス学術論文を執筆。 早稲田大学大学院ファイナンス研究科修士課程修了。 ◎岸上 有沙(きしがみ・ありさ) FTSEアジア・パシフィック ESGヘッド アジア・パシフィックのESG責任者として、域内での環境、社会、ガバナンス(ESG)を考慮した企業・投資行動への理解促進に従事。投資判断をサポートする内容として、ESGに関連したデータに基づき機関投資家やその他ステークホルダーとの議論を重ねる。 2007年よりESGとサステナブル投資に従事し、企業との対話(エンゲージメント)、ESGインデックスやレーティングの開発と管理、及びスチュワードシップの実行に関する機関投資家のサポートを担当。ESG投資の世界の中枢的役割を担うロンドンでの勤務を経て、2015年より東京に異動。 PRI のAssessment Technical Committee、ESGや長期投資に関する議論に広く貢献。また、J-SIF (Japan Sustainable Investment Forum)の運営委員、AIGCC(Asia Investor Group on Climate Change)のワーキンググループメンバー等を通じて、日本と世界の橋渡し役を担う。 オックスフォード大学にてアフリカ学の修士号を取得し、慶應義塾大学総合政策学部を卒業。 |