「新しい企業統治と監査役のあり方」
日時 | 2018年7月9日(月) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 田中 亘 氏 (東京大学社会科学研究所 教授) |
■ 概要
コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の適用を機に、監査機能の拡充が極めて重要であることが再認識されています。これまで違法性の監視役に徹するべきとの考え方が根強かった監査役についても、「能動的・積極的に権限を行使し」「適切に意見を述べる」(コード原則4-4)ことが求められるようになりました。現在も東証1部企業の4分の3が採用している監査役制度を、より実効性のあるものにするには、どう運営すべきなのか。ガバナンス改革のもとで監査役に求められる役割は何なのか。法制審議会の幹事であり、日本監査役協会法規委員会の専門委員を務められている東京大学の田中亘教授からお話を伺います。 |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎田中 亘(たなか・わたる) 東京大学社会科学研究所 教授 東京大学社会科学研究所教授。東京大学法学部を卒業後、同大学大学院法学政治学研究科助手、成蹊大学法学部専任講師等を経て、 2015年4月より現職。 2010年にシカゴ大学ロースクール客員准教授。東京大学博士(法学)。 過去に、法制審議会会社法制部会幹事、スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会メンバー等を務める。 現在、法制審議会会社法制(企業統治等関係)部会幹事、日本監査役協会法規委員会専門委員。 主著に、『企業買収と防衛策』(商事法務)、『会社法』(東京大学出版会)、『企業統治の法と経済』(共編著、有斐閣)等がある。 |