「日本企業の社外取締役の役割認識とジェンダーによる違い」
日時 | 2018年7月18日(水) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 好川 透 氏 (シンガポール経営大学ビジネススクール教授) |
■ 概要
社外取締役は経営者の戦略的意思決定や重要な経営資源の配分をモニターする役割が期待されている。しかし、多くの社外取締役は取締役経験を豊富に持つわけではなく、また経営者が社外取締役に期待することにも多様性がみられる。経営者は自らの意思決定をモニターされるよりも、社外取締役には外部の専門家として助言を期待する傾向もある。さらに、女性の社外取締役はその数が男性よりも圧倒的に少なく、経験も男性とやや異なることもあり、ジェンダーによる役割認識の違いもみられる。 今回は社外取締役のインタビューとその他のデータを分析して得られた結果から、社外取締役の役割認識の実態と変化を示したい。(講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎好川 透(よしかわ・とおる) シンガポール経営大学ビジネススクール教授 シンガポール経営大学ビジネススクール教授。CIBC World Markets(前Wood Gundy Inc.)の東京オフィス(2年)とトロント本社(6年)で勤務の後、1997年(加)ヨーク大学ビジネススクールにてPh.D.取得。1997年から2002年日本大学商学部、2002年から2006年シンガポール経営大学ビジネススクール准教授、2006年から2010年(加)マックマスター大学ビジネススクール准教授および教授、2010年よりシンガポール経営大学ビジネススクール。 研究分野は日本とアジアのコーポレートガバナンス、特に取締役会と経営戦略の関係および取締役の役割と行動。学術ジャーナル Asia Pacific Journal of Management, Journal of Business Venturing, Corporate Governance: An International Review, Oxford Research Reviews: Business and Management, Multinational Business Review の編集ボードメンバー。シンガポール在住。 |