「公開会社法-喫緊の課題と基礎理論の変容」
日時 | 2018年9月11日(火) 16:30~18:00 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 上村 達男 氏 (早稲田大学法学学術院 教授) |
■ 概要
会社法には、金融商品取引法(金商法)が類似の制度を用意している場合には、会社法を適用せず金商法上の制度をもって代替しうるとの規定がたくさん存在する。しかし、日常的に金商法を遵守している会社にとっては、金商法上の制度の方がよほど重要である。近時、金商法の情報開示制度と会社法上の制度の内容を調整し一本化する方向での議論が活発であるが、こうした作業はかねてより論議されてきた公開会社法の確立という目標を踏まえて検討する必要がある。本講では、現実味を帯びつつある公開会社法構想とそれが会社法の基礎理論に及ぼす影響について検討したい。(講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎上村 達男(うえむら・たつお) 早稲田大学法学学術院 教授 1948年生まれ 早稲田大学法学部教授 71年早稲田大学法学部卒業。77年同大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学 法学博士 元法学部長 (株)資生堂元社外取締役、元NHK経営委員会委員・同委員長代行者。 「会社法改革―公開株式会社法の構想」(岩波書店2003) 「株式会社はどこへ行くのか(共著)」(日本経済新聞出版社2007)他 |