『人工知能と人間の知性が融合して創出される未来社会』
日時 | 2019年11月27日(金) 15:30~17:30 <※講演開始時刻にご注意ください。> |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 桜田 一洋 氏 (理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクター) |
■ 概要
人工知能が人間の能力を上回るシンギュラリティが近づいていると論ずる研究者がいる。数学者のノイマンは人間の脳は計算機のようなものだと主張したが、計算機で使われるアルゴリズムの多くは脳では利用できない。計算機には人間にとっては容易な自他の区別・美感・共感を持つことができない。それは脳あるいは意識が自発性を持った神経活動の自己組織化だからだ。一方で人間には多次元のデータを定量的に扱えないなどの認知限界がある。 多様で彩に満ちた現実世界のリアリティーに迫り個々の人間が自律して調和した未来社会を創出するには、『見たいものを見る』人工知能と『見えないモノを見る』人間の知性を融合させることが必要である。(講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎桜田 一洋(さくらだ・かずひろ) 理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクター 〔学歴・職歴〕 1986年3月 大阪大学理学部生物学科卒業 1988年3月 大阪大学大学院理学研究科修士課程修了(小川英行教授) 1988年4月 協和発酵工業(株)東京研究所 研究員 1991年4月 京都大学医学部研究生(中西重忠教授)92年7月まで 1997年9月 Salk Institute客員研究員 (Fred Gage教授) 1998年12月まで 2000年4月 協和発酵工業(株)東京研究所 再生医療グループ 主任研究員 (2004年9月退職) 2004年10月 日本シエーリング (株) リサーチセンター センター長(2006年4月から執行役員) 兼ドイツ、シエーリングAG社コポレート研究統括幹部会メンバー、日本研究部門長 2007年1月 Schering AG社とBayer AG社のドイツでの合併完了に伴い、バイエル・シエーリングファーマ社グローバル研究統括幹部会メンバー、 再生医療疾患領域長、日本研究部門長 2007年7月 バイエル薬品(株)執行役員 神戸リサーチセンター長(2007年12月退職) 2008年1月 iZumi Bio Inc. 執行役員最高科学責任者 2008年9月 ソニーコンピュタサイエンス研究所 シニアーリサーチャー(2018年9月 退職) 2018年10月 理化学研究所医科学イノベーションハブ推進プログラム副プログラムディレクター(2016年4月から兼務、2018年10月から本務) 〔学 位〕 理学博士 (1993年10月 大阪大学) |