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日本版スチュワードシップ・コードのパブコメについて意見書を提出しました

2013年12月26日からパブリック・コメントに付されていた、「『責任ある機関投資家』の諸原則(案)≪日本版スチュワードシップ・コード≫~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~」、日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)としての意見を提出しました。


 「責任ある機関投資家」の諸原則(案)《日本版スチュワードシップ・コード》に関するCGネットの意見


概要は、次のとおりです。

◎CGネットは、《日本版スチュワードシップ・コード》の制定の試みに賛成する。ここで示された「投資と対話を通じて持続的成長を促す」ことは低成長を余儀なくされている我が国の競争力を再び向上させる上で極めて重要である。「機関投資家の責任」の諸原則を明らかにすることを通じて、議決権の行使を求めるにとどまらず、より積極的な投資家と企業との対話を促すことは時宜にかなった提言である。

◎「プリンシプルベース・アプローチ」に基本的に賛成である。

◎「企業側が適切なガバナンス機能を発揮することにより、企業価値の向上を図る責務と、本コードに定める機関投資家の責務とは、いわば『車の両輪』であり、両者が適切に相まって質の高い企業統治が実現され、企業の持続的な成長と顧客・受益者の中長期的な投資リターンの確保が図られていくことが期待される」との趣旨に全面的に賛成である。

◎本コードの目的である、企業の質の高い企業統治が実現され、企業の持続的な成長と顧客・受益者の中長期的な投資リターンの確保が図られていくために、改めて「日本版コーポレート・ガバナンス・コード」が、関連するステークホルダーの意思を糾合する形で策定されることの重要である。
CGネットとしても、民間を代表する機関として、その検討作業に加わるべく活動を進める所存である。