旬刊商事法務に執行役員の富永誠一による論考が掲載されました
旬刊商事法務(No.2313、2022年12月15日号)に、執行役員リサーチフェローの富永誠一による論考
「取締役会事務局のガバナンス・オーガナイザーへの進化 『─「取締役会事務局懇話会」のテーマ変遷から考える─』」が掲載されました。
本稿は、同誌が展開するガバナンス連載企画「2022年コーポレートガバナンスの現在地」の第8回となるもので、CGネットに置かれる「取締役会事務局懇話会」の意見交換テーマの変遷を追うことで、取締役会事務局が単なる庶務係から、ガバナンス専門部署へ、そして「ガバナンス・オーガナイザー」に進化していることを論じたものです。CGコードは改訂を重ねるごとに、取締役会事務局の「強化」を必要とするとともに「進化」を促したと主張しています。
CGネットでは、取締役会事務局向けのガバナンスの最新知識を習得する「取締役会事務局のためのMID(ガバナンス講座)」と、取締役会事務局のための情報交換を目的とした「取締役会事務局懇話会」を運営することを通じて、取締役会事務局の皆様のサポートを行っています。
今後も、CGネットでは、「ガバナンス・オーガナイザー」として進化した取締役会事務局のサポートを行っていきます。
※本稿は、執筆者個人の見解で、CGネットの団体としての意見を表明するものではありません。
◆取締役会事務局のためのMID(ガバナンス講座)
CGネットが開講している取締役会事務局向けの研修講座。略称「MID事務局コース」。①東京証券取引所の取り組み、②取締役会事務局への期待、③取締役会の運営実務、④社外取締役のサポート、⑤取締役会評価の実務、⑥指名・報酬委員会事務局の実務、⑦企業不祥事・不正、⑧機関投資家の考え方の全8講からなります。
◆取締役会事務局懇話会
「取締役会事務局のMID(ガバナンス講座)」の修了生を対象にした意見交換会。取締役会事務局の横の連携強化を目的に、取締役会の運営方法など、コーポレート・ガバナンスに関する意見交換を定期的に行っています。2021年3月には、参加者有志が執筆した書籍『取締役会事務局の実務─コーポレート・ガバナンスの支援部門として』を出版しました(商事法務より)。