TCFD関連論議と企業経営へのインプリケーション

日時
2022年1月19日(水) 16:00~17:30
聴講形式
今般の感染状況等を踏まえ、本講演会はオンラインのみの聴講といたします。
 ①Zoomを利用したオンラインによる聴講
 ②YouTubeを利用した後日聴講(2週間限定となります)
出演者
長村 政明 氏 (東京海上ホールディングス フェロー(国際機関対応))

概要

2021年10月、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が推奨開示指標を改訂した。より投資判断に資する、明確で比較可能な指標を求める声に応えたものだが、我が国でコーポレートガバナンス・コードが改訂されたように、国際的に同開示を強制化する動きが主流化していることと無関係ではない。また、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の設立により注目されたように、ESG開示基準の収斂に向けた動きの中で、気候関連が最初の課題として論議されている事情もある。更に、COP26では2050年までの温室効果ガス排出ネットゼロ乃至カーボンニュートラルに向け、国際的な機運が醸成されたが、こうした論議と相俟って、これを実現するための移行計画についても開示されるべきことが明記された。こうした一連の気候関連開示を巡る論議の根底にある考え方を解き明かし、今後企業経営としてどの様に対応していくべきか考察する。(講師より)

出演者紹介(敬称略)

長村 政明

(ながむら・まさあき)

東京海上ホールディングス フェロー(国際機関対応)

【略歴】
1986年東京海上火災保険入社。1997~2004年米国シカゴにて営業駐在員。帰国後、保険規制の国際動向ウオッチャーを経て、2011年8月~2018年3月:東京海上ホールディングス 経営企画部 CSR室長。
現在は気候変動及び自然災害リスク対応に関する国際的なイニシアティブに参画。

<主な渉外活動>
気候変動関連
・ジュネーブ協会・気候変動分科会メンバー(2008年~現在)
・金融安定理事会(FSB)・気候関連財務ディスクロージャータスクフォース(TCFD)メンバー(2016年1月~2017年7月、2021年1月~現在)
・TCFD コンソーシアム・企画委員会委員(2019年5月~現在)
災害リスク関連
・アジア太平洋金融フォーラム(APFF)・災害リスク金融と保険(DRFI)ネットワーク・シェルパ(2015年1月~現在)
・保険開発フォーラム(IDF)・実施委員会メンバー(2019年1月~現在)

参加形態

Zoomを利用したオンラインによる聴講
WebセミナーにはZoomを使用します。
ご所属される組織のセキュリティによりZoomが使用できない場合がございますので、事前にご確認ください。
YouTubeを利用した後日聴講
開催日から数日経過後に、2週間限定でYouTube配信します。

※通信費用は各自でご負担いただくことになりますので、ご了承ください。

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