会社法は誰のためにあるのか: 人間復興の会社法理
- 日時
- 2023年3月6日(月) 16:00~17:30
- 聴講形式
- 今般の感染状況等を踏まえ、本講演会はオンラインのみの聴講といたします。
①Zoomを利用したオンラインによる聴講
②YouTubeを利用した後日聴講(2週間限定となります) - 出演者
- 上村 達男 氏 (早稲田大学名誉教授、明治安田生命保険社外取締役)
概要
日本は150年ほど前に猛烈な勉強により、英独仏語の専門用語を端から日本語にし、世界で唯一後発国の言語で法律文化を成り立たせた国である。それは偉観と言って良い。しかし他方で、西欧社会に制定法statute外に厳然として存在する権威ある法lawの継受まではできなかった。そこでは、翻訳語が日本社会で長年にわたって生きてきた実態と断絶し、その翻訳語で西洋諸国の制度を理解することで二重の断絶も生じているように見える。いまや株主は単に株式shareの保有者holderにすぎず、人間たちの集まり(社団)の構成員(社員)という発想も消えた。本講では、そうした観点の重要性に目配りしつつ、いま、日本の企業社会・企業法制に何が足りないのか、具体的な要検討事項とは何かを考えてみたい。(講師より)
出演者紹介(敬称略)
上村 達男
(うえむら・たつお)
早稲田大学名誉教授、明治安田生命保険社外取締役
1948年生まれ。1971年早稲田大学法学部卒業、1977年同大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学。法学博士。元法学部長。
明治安田生命保険社外取締役。元NHK経営委員会委員・同委員長代行者。
主な著書
「会社法は誰のためにあるのか: 人間復興の会社法理」(岩波書店2021)
「株式会社はどこへ行くのか(共著)」(日本経済新聞出版社2007)
「会社法改革—公開株式会社法の構想」(岩波書店2003)
参加形態
- Zoomを利用したオンラインによる聴講
- WebセミナーにはZoomを使用します。
ご所属される組織のセキュリティによりZoomが使用できない場合がございますので、事前にご確認ください。 - YouTubeを利用した後日聴講
- 開催日から数日経過後に、2週間限定でYouTube配信します。
※通信費用は各自でご負担いただくことになりますので、ご了承ください。