「電力の社会史~何が東京電力を生んだのか」
日時 | 2013年11月29日(金) 15:00~17:00 |
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場所 | 甲南大学ネットワークキャンパス東京(千代田区丸の内1丁目7-12 サピアタワー10F) |
出演者 | 竹内 敬二 氏(朝日新聞社 編集委員) |
■ 概要
福島原発事故を起こし実質、国有化された東京電力。戦後60年、9つの電力会社は社会的、産業的に日本の支配者といえる存在だった。1990年代と2000年代、電力業界は「電力の自由化」と「核燃料サイクルの見直し」を迫られたが、2度とも押し切り、変わらなかった。 2011年3月の福島原発事故を機に60年間封印されてきた日本の電力制度が変わる兆しが見え、「原発ゼロ」の議論も起きた。しかし12年12月の総選挙で自民党が政権の座に戻ると急速に原発再稼働へと舵を切る気配だ。 本書は、70年代石油危機後の電力業界と政治・官僚・メディアの闘いを電力制度や原子力制度の変遷とともに描き、日本独自のエネルギー政策のあり方と今後の課題を欧米の比較を交えて分析する。 |
■ 出演者紹介
◎竹内 敬二(たけうち・けいじ) 朝日新聞社 編集委員 1952年、岡山県生まれ。 京都大学工学部修士課程修了。 1980年、朝日新聞社入社。和歌山支局、科学部、ロンドン特派員、論説委員などを経て現職。温暖化の国際交渉、チェルノブイリ原発事故、福島原発事故などを取材してきた。 著書に温暖化交渉の20年史を描いた『地球温暖化の政治学』(朝日選書)、なぜ電力が日本の社会産業構造を支配し、福島事故にいたったのかをたどった「電力の社会史~何が東京電力を生んだのか」、共著に『エコ・ウォーズ』(朝日新書)など。 |