「グローバル企業の情報管理とコンプライアンス~ケーススタディを用いて」
日時 | 2013年12月16日(月) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
出演者 | 髙野 一彦 氏(関西大学 社会安全学部・大学院社会安全研究科 教授・博士(法学)) |
■ 概要
ビッグデータ時代に入り、企業における情報の管理と適切な利用がますます重要になってきています。 個人情報の流出事件が後を絶たず、また様々なカードの利用履歴を事業として取扱うことに社会的な批判が集まり、さらに従業者のソーシャルメディア利用による炎上事案も散見される現在、企業における「情報管理」のあり方が問われています。 2003年5月に個人情報保護法が成立し、その後のICT(情報通信技術)の劇的な発展にともなって、企業が収集するデータは膨大なものになっています。グローバルでも、例えばEUにおいては新たなデータ保護に関する規則を提案しており、日本企業のグローバルな事業活動に大きな影響を及ぼします。 このようなことを背景に、本講演会では、グローバル企業における情報管理のあり方に関して、情報法コンプライアンスの観点から取り上げます。最近の情報法の動向に詳しい関西大学の高野一彦教授から、近時のトラブル事例に関するケースを用いながら、その論点を解説していただきます。 |
■ 出演者紹介
◎髙野 一彦(たかのかずひこ) 関西大学 社会安全学部・大学院社会安全研究科 教授・博士(法学) 中央大学大学院法学研究科博士課程修了。中央大学 博士(法学)。 専門はコンプライアンス論、情報法学、企業の社会的責任論。 企業のコンプライアンス責任者、名古屋商科大学大学院(MBA)教授、関西大学 准教授を経て現職。 製品安全広報検討委員会(経済産業省)委員長、日本経営倫理学会 理事、経営倫理実践研究センター(BERC) 上席研究員、経営倫理士協会 理事、日本リスクマネジメント学会 評議員、情報ネットワーク法学会 監事、などを歴任。 主要な著書は、単著『情報法コンプライアンスと内部統制 第2版』(ファーストプレス、2008年)、堀部政男編著・共著『プライバシー・個人情報保護の新課題』(商事法務、2010年)など多数。 研究・教育活動の傍ら、数多くの企業や団体の役員・幹部研修を行い、またアドバイザーを務めている。 |