「グローバル連結経営におけるリスクマネジメント
 ~経営監督機能を担う社外取締役として持つべき視点とは」

日時 2015年4月15日(水) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F)
出演者 平賀 暁 氏(マーシュブローカージャパン 代表取締役会長) 
佐藤 龍司 氏(マーシュブローカージャパン 代表取締役最高経営責任者)

■ 概要

日本企業のコーポレート・ガバナンス充実に向けた経営監督機能の実効性強化が昨今求められてきています。本講演会では、海外拠点網の拡大や買収・戦略提携等によるグローバルな事業展開を加速する企業のリスクマネジメントに焦点を当て、経営監督機能を担う社外取締役に求められる役割について論じます。
第一部では、世界経済フォーラムが本年1月に発表した「グローバルリスク報告書2015年版」で取り上げる最新のグローバルリスクを読み解き、企業が考えるべき備えについて解説します。第二部では、リスク洗い出し・マッピング、リスク評価、そしてリスクコントロールおよびリスクファイナンス施策までのリスクマネジメントプロセスにおける社外取締役が持つべき視点について、経営監督の観点から欧米企業のベストプラクティスを参考に検証します(講師より)。

■ 出演者紹介(敬称略)

◎平賀 暁(ひらが・さとる)
 マーシュブローカージャパン株式会社 代表取締役会長

慶応義塾大学経済学部卒業、アメリカン・グラデュエート・スクール・オブ・インターナショナル・マネジメントにてMBA(経営修士)取得、マーケティング・マネジメント専攻
1990年 日本ジョンソン・アンド・ヒギンズ社(現在マーシュジャパン株式会社)入社後、ドイツデュッセルドルフ支店に4年間勤務、その後4年間米国ニューヨーク本社に勤務
1998年 米国におけるリスク・ファイナンス及びリスク・コンサルティングの技術習得
2000年 RCT(リスク・コンサルティング・チーム)のリーダーとして外資系・日系企業向けにリスク・ファイナンスの手法を用いたさまざまなコンサルティングサービスを提供
2002年7月 マーシュブローカージャパン株式会社代表取締役就任
2003年度経済産業省・産業構造審議会・産業金融部会(ミッション:日本における産業金融のあり方と方向性の示唆)委員
同年度経済産業省事業リスク評価・管理人材育成システムの開発 ステアリング・コミッティ委員
2013年1月より現職
2008年より世界経済フォーラム(WEF)発行 グローバルリスク報告書 
日本語版監訳
2013年4月より一般社団法人日本保険仲立人協会理事長


◎佐藤 龍司(さとう・りゅうじ)
 マーシュブローカージャパン株式会社 代表取締役最高経営責任者

上智大学経済学部卒業、The College of Insurance MBA(リスクマネジメント専攻)修了、Associate in Risk Management (ARM)取得
1988年 マーシュアンドマクレナンインク(現マーシュLLC)米国オハイオ州コロンバス支店に入社。東京勤務を経て、1992年より3年間、ニューヨーク本社にて日系企業向けの保険サービス部門(Japan Client Services/JCS )および欧米グローバル企業向けサービス部門にて多国籍企業向けのグローバル保険プログラムの構築・運営を担当。
1995年 マーシュアンドマクレンナン株式会社(現マーシュジャパン株式会社)にてGlobal Service Team (GST/グローバルサービスチーム)を設立し、日本発グローバル保険プログラムの構築・運営に従事、多数の日系企業の保険プログラムの構築に貢献。
2002年 マーシュブローカージャパン株式会社取締役就任。
2004年 JCSアジア地域統括リーダーを経て、2010年7月より同社取締役マネージング・ディレクター就任。
2013年1月より 現職
共著「勝者のリスクマネジメント」(東洋経済新報社)
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所