「安保法制から安保政策へ:抑止と安心供与」(仮)
日時 | 2015年9月25日(金) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
出演者 | 遠藤 誠治 氏(成蹊大学法学部 教授) |
■ 概要
安倍政権は「東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中」、さまざまな安全保障上の問題に「切れ目のない対応を可能にする」ために必要だとして、安全保障法制の転換を進めています。 これについては憲法学者からは違憲との指摘があり、世論の中にも反対の声があり、国民の理解が深まっていないとの批判があるにもかかわらず、現政権は、関連法案の成立に向けて邁進していくと思われます。 しかし、実際には、安全保障法制の問題とは別ないしはそれに先だって、日本の安全を確保するためにどのような政策が適切なのかという問題があります。 今回の講演では、安全保障政策という観点から現在の日本がおかれた国際環境への対応について、批判的に検討してみたいと思います。(講師より) 参考文献: 樋口陽一・山口二郎編『安倍流改憲にNOを!』(岩波書店、2015年7月28日刊行予定) 遠藤誠治責任編集『シリーズ日本の安全保障2 日米安保と自衛隊』(岩波書店、2015年) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎遠藤 誠治(えんどう・せいじ) 成蹊大学法学部 教授(国際政治学) 1962年 滋賀県大津市生まれ 1986年 東京大学法学部第3類政治コース卒業 1988年 東京大学大学院法学政治学研究科政治学専攻修了(法学修士) 1988年 東京大学法学部助手 1991年 成蹊大学法学部専任講師 1993年 成蹊大学法学部助教授 2001年より現職 1995年~96年 オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ客員研究員 1996年~97年 ウェルスリー・カレッジ客員研究員 2010年~11年 オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ客員研究員 2008年~09年 日本平和学会会長 【著書】 『シリーズ日本の安全保障』(全8巻 2014年~刊行中、岩波書店)共同編集代表 『普天間基地問題から何が見えてきたか』(岩波書店、2010年)共編 『グローバル対話社会』(明石書店、2007年)共編 |