「わが国における経営者報酬の実効性をどのように高めるか」
日時 | 2018年1月26日(金) 16:00~17:30 |
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場所 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階) |
出演者 | 櫛笥 隆亮 氏 (ウイリス・タワーズワトソン コーポレートガバナンス・アドバイザリー グループ リーダー ディレクター) |
■ 概要
コーポレートガバナンスのあり方の議論は、形式から実質へと急激にシフトしています。企業のコーポレートガバナンス体制の検討は、コーポレートガバナンス・コードへのコンプライを当面のゴールとするものから、何のためのコーポレートガバナンスかを自ら考えていく、次のフェーズへと進んでいます。当然、この議論の流れは今後の役員報酬の在り方にも一石を投じています。「株式報酬を一定のウエイトで導入しさえすれば企業価値が向上するのか」という単純な図式を批判的に見て、何のための株式報酬なのか、本当に意味のあるインセンティブ報酬とはどのようなものかについて、一旦立ち止まって再考する必要があるかもしれません。 本講演では、足下の役員報酬の最新動向に触れながら、インセンティブ報酬を考える上での様々な視点について解説します。(講師より) |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎櫛笥 隆亮(くしげ・たかあき) ウイリス・タワーズワトソン コーポレートガバナンス・アドバイザリーグループ リーダー ディレクター 2002年ウイリス・タワーズワトソンに入社。以来15年超、一貫して経営者報酬コンサルティングに従事し、主に大手上場企業に対して、報酬制度の全般的な設計支援や報酬委員会等のボード・アドバイザリー業務などに継続的に携わる。近年では経営者報酬、経営者指名、取締役会評価等を一体的に取り扱い、企業のコーポレートガバナンス体制の構築や運営全般について、包括的な支援を提供している。 『攻めのガバナンス 経営者報酬・指名の戦略的改革』(東洋経済新報社)など、共著、寄稿等多数。 近時では経済産業省「コーポレート・ガバナンス・システムの在り方に関する研究会」および「CGS研究会」にてゲストスピーカーを務め、また法務省「法制審議会-会社法制(企業統治等関係)部会」に参考人として招聘される。 東京大学経済学部卒、公認会計士、公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。 |