日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークが行うセミナー・シンポジウム

第75回セミナー『企業再生とコーポレート・ガバナンス』

【日時】 2012年6月12日(火) 9:30~11:30
【場所】 大手町サンケイプラザ 3階301+302号室
【出演者】 【第1部】
『リアルガバナンス再考~今、改めて日本の企業統治の本質と現実を問う』
冨山 和彦 氏(経営共創基盤 代表取締役CEO)

【第2部】
『事業再生とコーポレート・ガバナンスの回復~投資家の目線も意識して』
大月 雅博 氏(阿部・井窪・片山法律事務所 パートナー弁護士)

■ 出演者紹介

◎冨山 和彦(とやま・かずひこ)
 株式会社経営共創基盤(IGPI) 代表取締役CEO

1985年東京大学法学部卒業。司法試験合格。1985年ボストンコンサルティンググループ入社。1986年㈱コーポレイトディレクション設立に参画、幅広い産業分野に亘り戦略立案とその実行支援を経験。1992年スタンフォード大学経営学修士(MBA)および同校公共経営課程修了。2001年㈱コーポレイトディレクション代表取締役に就任。旧日本リースなど大規模な破綻企業の再建支援からアキヤマ印刷機といった中堅メーカーの再生支援まで、クライアント企業のあらゆるライフステージにおいて、多くの実践的成果を上げている。2003年産業と金融の一体再生と事業再生の促進を目的として設立された㈱産業再生機構 代表取締役専務(COO)に就任。2007年長期的、持続的な事業価値・企業価値向上のプラットフォームとして㈱経営共創基盤(IGPI)を設立。

財務省・財政制度審議会専門委員、文部科学省・科学技術学術審議会委員他

著書:「IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ」、「日本経済 今度こそオオカミはやってくる」「プロフェッショナルコンサルティング」、「カイシャ維新」、「挫折力」、「プロフェッショナルコンサルティング」、「会社は頭から腐る」、「指一本の執念が勝負を決める」「M&A国富論」、「この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言」他


◎大月 雅博(おおつき・まさひろ)
 阿部・井窪・片山法律事務所 パートナー弁護士

1997年 東京大学法学部卒業、司法研修所(第51期)
1999年 弁護士登録(第一東京弁護士会)、阿部・井窪・片山法律事務所入所
2006年 デューク大学ロースクール卒業(法学修士号)(ダーラム・米国)、テキサス大学ロースクール(事業再生に関する研究)(オースティン・米国)、ラザード投資銀行(M&A及び事業再生に関する研修)(ニューヨーク・米国)
2007年 米国ニューヨーク州弁護士登録、オブロン・スピバック法律事務所(知財に関する研修)(アレキサンドリア・米国)、ハーバート・スミス法律事務所(知財に関する研修)(ロンドン・英国)

倒産法、知的財産権法、コーポレート・ガバナンス等の種々の分野に広く携わっている。
倒産法の分野では、菱和ハウス、山一土地建物の破産管財人代理、日本航空、山﨑建設、土浦開発の更生管財人代理、千代田生命、協栄生命等の会社更生手続開始申立代理人、鳩山観光、東庄等の民事再生手続開始申立代理人、第一ファイナンスの特別清算申立代理人のほか、多くの会社及び個人の破産管財人を務めている。また、東京大学法科大学院において、事業再生に関する講義を担当するなどした。
知的財産権法の分野では、特許、商標等を中心に、国際的な訴訟や意見書及び契約書の作成等の業務に従事するほか、様々な相談への対応を行っている。現在、弁理士試験(意匠法)の試験委員も務めている。
コーポレート・ガバナンスについては、オリンパスの第三者委員会の補助者を務めるなど社内調査のほか、企業役員に対する研修等を行っている。
その他、M&Aや独占禁止法の分野における経験も豊富で、これらの分野におけるプランの構築及び意見書の作成、監督諸官庁に対する対応等を行っている。
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所