日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークが行うセミナー・シンポジウム

第78回セミナー『東証のコーポレート・ガバナンス向上への取り組み~独立した社外取締役確保への道筋』 

【日時】 2012年12月20日(木) 10:00~11:30
【場所】 大手町サンケイプラザ 3階301+302号室
【出演者】 静 正樹 氏(東京証券取引所 常務執行役員)

■ セミナーの趣旨

法制審議会で「会社法制の見直しに関する要綱」が決定されるとともに、付帯決議では証券取引所の上場規則で「上場会社は取締役である独立役員を一人以上確保するよう努める旨の規律を設ける必要がある」という内容が採択されました。東京証券取引所では、8月1日に「独立した社外取締役の確保のお願い」という文書を上場会社の代表者宛てに送信し、独立した立場の社外取締役の選任を求めています。
東証はそれ以前にも、本年2月28日付の文書で独立役員の構成について、「取締役会における議決権を有している者(独立した社外取締役を意味)が含まれていることの意義」について言及したり、5月10日には独立役員届出書の変更を行い、独立役員のみならず社外役員についての情報開示の強化を求めています。
本セミナーでは、東証が取り組んでいるコーポレート・ガバナンス向上策についてとり上げます。上場担当の静常務執行役員から、東証の問題意識や法制審議会会社法制部会での審議経過と今後の見通し、また昨今刊行された「ハンドブック 独立役員の実務」で示されたガバナンスの実効性確保の課題などについてお話しいただく予定です。

■ 出演者紹介

◎静 正樹 (しずか・まさき)
株式会社東京証券取引所 常務執行役員

早稲田大学法学部卒業。1982 年に東京証券取引所入所後、1996 年から2004 年まで、上場制度やディスクロージャー制度の改革に従事。 その後、財務部長、経営企画部長を歴任。2007 年6 月執行役員、2011 年から常務執行役員に就任、現在に至る。

現在、法務省法制審議会臨時委員、日本証券アナリスト協会理事・試験管理委員会委員を務める。
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴
  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所