第84回セミナー「2013年6月総会の統括と今後の展望」
【日時】 | 2013年9月26日(木) 10:00~11:30 |
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【場所】 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
【出演者】 | 石田 猛行 氏 ISS(Institutional Shareholder Services) エグゼクティヴ・ディレクター |
■ セミナーの趣旨
2013年の株主総会から、社外取締役がいない会社の経営トップの取締役選任議案に反対票が投じられ、反対票の多さが目立つ会社が出てきました。 その原因として考えられているのは、外国人機関投資家に大きな影響力を持つ、議決権行使助言会社のISS (Institutional Shareholder Services)の議決権行使助言基準の変更です。同社の基準には「総会後の取締役会に社外取締役が一人もいない場合、経営トップである取締役」の選任議案には原則として反対することが明確に書かれています(以下リンク6ページ参照)。 外国人機関投資家を顧客とするISSが、コーポレート・ガバナンスの向上、株主利益の観点から各議案についてどのような考え方に基づいて賛成/反対を判断しているのか。その考え方を説明していただきながら、2013年の6月総会を振り返って統括していただくとともに、グローバルでどのようなことが話題となっているかなど紹介いただきながら、今後の展望についてもお話しいただく予定です。 ◇ISS 2013年日本向け議決権行使助言基準(概要) |
■ 出演者紹介
◎石田 猛行(いしだ・たけゆき) ISS(Institutional Shareholder Services) エグゼクティヴ・ディレクター ジョンズホプキンズ大学高等国際問題研究大学院にて、国際関係論修士号を取得。1999年からワシントンDCのInvestor Responsibility Research Center(IRRC)に勤務し、主に日本企業の株主総会の議案分析やコーポレートガバナンスの調査を担当。2005年のInstitutional Shareholder Services (ISS)によるIRRCの買収に伴い、同年12月からISS Japanに勤務。 2008年11月から日本企業の株主総会分析を統括。 |