第95回セミナー「取締役会評価とコーポレート・ガバナンス」
【日時】 | 2014年11月18日(火) 10:00~11:30 |
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【場所】 | WTCコンファレンスセンター Room A(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル3F) |
【出演者】 | 高山 与志子 氏 ジェイ・ユーラス・アイアール マネージングディレクター、取締役 CGネット 理事、ICGN 理事 |
■ セミナーの趣旨
「取締役会評価」と聞いて、イメージが湧く方がどのくらいいらっしゃるでしょうか?現在、日本で「コーポレートガバナンス・コード」の策定が検討されていますが、すでにコード導入済の欧米、アジアの諸外国では、取締役会の実効性確保のために「取締役会評価(Board Evaluation)」が定められており、海外の上場会社では一般的に行われています。取締役会評価は、取締役会が適切に機能しているか、企業の成功に取締役会が貢献しているかという観点で、取締役会全体、取締役会を構成する個人の両方について、自己評価、外部評価を行うものです。 これから日本のコーポレート・ガバナンスの向上が求められ、形式から実効性の時代に移っていくに伴って、日本でも「取締役会評価」が注目されてくると思われます。スチュワードシップ・コード運用後の機関投資家とのエンゲージメントでもとり上げられることが考えられます。そこで本セミナーでは、諸外国のコーポレート・ガバナンスの制度に詳しい高山与志子氏(CGネット理事)から、海外での取締役会評価の実施状況、取締役会評価の発展の歴史、外部評価の実態について解説いただき、今後の日本企業がとりうる対応について示唆いただきます。 |
■ 出演者紹介(敬称略)
◎高山 与志子(たかやま・よしこ) ジェイ・ユーラス・アイアール マネージングディレクター、取締役 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット) 理事 ICGN(International Corporate Governance Network) 理事 東京大学経済学部卒。エール大学経営大学院卒MBA取得。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士号取得(社会情報学)。 地方公務員共済組合連合会資金運用基本問題研究会委員、全米IR協議会会員。 メリルリンチ証券会社ニューヨーク本社に入社後、ニューヨーク、ロンドン、東京の投資銀行部門にて、日本企業の国内外での資金調達、 M&Aなどに関するアドバイスを行う。トムソン・ファイナンシャル・インベスター・リレーションズのアジア・パシフィック地域ディレクターを経て、2001年から、IRコンサルティング会社、ジェイ・ユーラス・アイアール㈱にて、IR活動のコンサルティング(国内外株主の分析と理想的な株主構成の構築、機関投資家に対するパーセプションスタディの実施・分析、平時および有事における株主総会支援等)、および、コーポレート・ガバナンス関連のコンサルティング(資本市場に対するメッセージの発信とコミュニケーション手法の確立、ガバナンスの形式と実態のギャップに関する対応等)を行う。 主な著書 ・『社外取締役のすべて-役割は何か/担い手は誰か』 (共著、東洋経済新報社、2004年) ・『株主が目覚める日-コーポレート・ガバナンスが日本を変える』 (共著、商事法務、2004年) ・『機関投資家対応 IR・株主総会マニュアル』(共著、中央経済社、2007年) |