第96回セミナー
「海外機関投資家から見た日本企業のガバナンスの課題と今後の期待~英国ベイリーギフォードの考え方」
※本セミナーは英語で行われますが、逐次通訳が入ります。
【日時】 | 2015年2月5日(木) 10:00~11:30 |
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【場所】 | 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12F) |
【出演者】 | Ms Marianne Harper-Gow (Head of Corporate Governance, Baillie Gifford Overseas Limited) |
■ セミナーの趣旨
ベイリーギフォードは100年以上前に資産運用業を営むパートナーシップとして設立され、その後一貫して企業の成長性に注目し顧客のために長期投資を行ってきました。日本では三菱UFJ信託銀行と約25年間に亘る提携関係にあり、同行を通じて日本の年金基金へグローバル株式の運用・助言サービスを提供しております。 2014年9月末現在、運用・助言資産残高は約19兆5千億円、うち日本株式の投資残高は約1兆9千億円となっています。私たちは顧客のための株式保有には権利と責任が伴うと考えます。また環境・社会・ガバナンス(ESG)に対する姿勢は、企業の存続にとって非常に重要な要素です。こうした考え方の下、ベイリーギフォードでは企業調査の際にESGについても勘案します。 アクティブ・マネジャーである私たちにとって、企業分析における経営陣の質(特に株主への姿勢)を評価することは非常に重要です。財務数値と併せて定性情報を分析すると経営陣の質についての洞察が可能になります。ESGは中長期的な案件である場合が多く、それに対する企業の姿勢はケース・バイ・ケースで検討を行うことが重要であると考えます。 ⇒ ベイリーギフォード日本語ホームページ ⇒ 同社・ファクトシート |
■ 出演者紹介
◎Marianne Harper-Gow Head of Corporate Governance, Baillie Gifford Overseas Limited 1996年アバディーン大学でBSc(Hons)を取得、専攻は環境科学。 環境及び地質調査に関わる企業に勤務。その後2002年エジンバラ大でMBAを取得。 2004年3月ベイリーギフォード入社。現在コーポレート・ガバナンス部門統括。 ◎小宮 健一(こみや・けんいち) Client Service Director, Baillie Gifford Overseas Limited 1985年早稲田大学卒、同年東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)へ入社。 UFJ信託銀行の証券運用部次長等を経験した後、2011年6月退社。 同年9月ベイリーギフォード入社。クライアントサービス部門ディレクター。 日本証券アナリスト協会検定会員。 |