『OECDコーポレート・ガバナンス-改定OECD原則の分析と評価』
日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム編
OECD東京センター協力
2004年OECDコーポレート・ガバナンス原則の全訳と解題。新しい原則の内容をコンパクトで、しかも分かりやすい形で紹介し、その基本的な意義を明らかにするとともに、日本におよぼす影響などを研究、考察する。
明石書店 2006年2月 3990円(税込)
ISBN-10: 4750322806, ISBN-13: 978-4750322803
内容
- 巻頭のことば[落合誠一]
はじめに OECD原則と日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム[荻野博司]
パート1 原則改定の背景
1 OECDとコーポレート・ガバナンス[川村泰久]
2 国境を越えたコーポレート・ガバナンス改革[関孝哉]
3 企業の社会的責任(CSR)と新原則[出見世信之]
パート2 OECDコーポレート・ガバナンス原則(全訳)
序文
謝辞
OECDコーポレート・ガバナンス原則
前文
第一部 OECDコーポレート・ガバナンス原則
1.有効なコーポレート・ガバナンスの枠組みの基礎の確保
2.株主の権利及び主要な持分機能
3.株主の平等な取扱い
4.コーポレート・ガバナンスにおけるステークホルダー(利害関係者)の役割
5.開示及び透明性
6.取締役会の責任
第二部 OECDコーポレート・ガバナンス原則への注釈
1.有効なコーポレート・ガバナンスの枠組みの基礎の確保
2.株主の権利及び主要な持分機能
3.株主の平等な取扱い
4.コーポレート・ガバナンスにおけるステークホルダー(利害関係者)の役割
5.開示及び透明性
6.取締役会の責任
パート3 論点
論点 有効なコーポレート・ガバナンスの枠組みの基礎の確保
1 コーポレート・ガバナンス論の広がり[浅井淳子]
2 非加盟国(アウトリーチ)との相互関係[鵜澤昭彦]
論点 株主の権利及び主要な持分機能
3 機関投資家の位置付け[鹿毛雄二]
論点 株主の平等な取扱い
4 カルパースの投資活動と株主の平等な権利[酒井雷太]
論点 コーポレート・ガバナンスにおけるステークホルダーの役割
5 ステークホルダーの位置付け[山崎明美]
6 金融機関の監督と外部監査人の役割[越智信仁]
7 従業員への報酬制度[加藤輝宏]
論点 開示及び透明性
8 経営者報酬[篠崎隆]
9 証券市場とコーポレート・ガバナンス[清原健]
――ディスクロージャーと透明性の確保の意義
10 資本市場における格付け会社の役割[小山明宏]
論点 取締役会の責任
11 アカウンタビリティ(説明責任)のあり方[柏木薫]
12 取締役会の機能と責任[永井秀哉]
13 監査制度の位置付け[木村忠夫]
パート4 インタビュー
グラント・カークパトリック氏、油布志行氏に聞く
OECD新原則の意義とその狙い