ガバナンス構築編Ⅱ(第3期)

投資家から評価されるコーポレート・ガバナンスの構築のためには、独立した立場の社外取締役の導入が欠かせません。さらに、委員会設置会社に限らず監査役設置会社でも、指名、報酬、監査というガバナンスの重要な機能を充実させることが必要です。

この「ガバナンス構築編Ⅱ」では、コーポレート・ガバナンスにおける独立社外取締役の役割、コーポレート・ガバナンス向上に資する社外取締役の活用について理解を深めた後、指名、報酬、監査の機能および周辺の実務的問題を取り上げ、さらなるコーポレート・ガバナンスの構築のための理解を深めます。

■ ガバナンス構築編Ⅱのカリキュラム

コース名 講座概要
第1講
2008年9月8日(月)
18:30~20:30
『コーポレート・ガバナンスと社外取締役』
 田村 達也
 全国社外取締役ネットワーク 代表理事
第2講
2008年10月3日(金)
18:30~20:30
『報酬委員会の責務と役員報酬制度』
 阿部 直彦 氏
 タワーズペリン マネージングプリンシパル 駐日代表
 櫛笥 隆亮 氏
 タワーズペリン 経営者報酬部門 コンサルタント
第3講
2008年10月15日(水)
18:30~20:30
『指名委員会の責務とサクセッションプランニング』
 田中 滋 氏
 ヘイ コンサルティング グループ 代表取締役会長
第4講
2008年11月4日(火)
18:30~20:30
『監査委員会/監査役会の責務、外部監査と内部統制』
 山内 悦嗣 氏
 ARI研究所 副理事長、公認会計士、ソニー 社外取締役(監査委員会議長)
講師略歴
田村 達也(たむら・たつや)
全国社外取締役ネットワーク 代表理事
㈱グローバル経営研究所 代表取締役
東京大学法学部卒業、ペンシルヴァニア大学院修了。
1961年日本銀行入行。86年日本銀行欧州代表、89年~91年調査統計局長、企画局長、営業局長を歴任、92年~96年日本銀行理事。
1996年~2002年A.T. カーニー㈱会長を経て、02年㈱グローバル経営研究所を設立、代表取締役に就任、2003年3月全国社外取締役ネットワーク代表理事に就任、現在に至る。
㈱オートバックスセブン 社外取締役の他、過去にオリックス㈱、ボーダフォン㈱、㈱カネボウ化粧品、㈱スカイパーフェクト・コミュニケーションズ、サンデン㈱、スルガ銀行㈱で社外取締役を務めた。
阿部 直彦(あべ・なおひこ)
タワーズペリン マネージングプリンシパル 駐日代表
慶應義塾大学商学部卒業。
1985年ピートマーウィックミッチェル東京事務所入社後、92年ロサンゼルス事務所報酬制度コンサルティング部門ディレクター。97年タワーズペリンロサンゼルス支店入社、東京支店へ転勤後、2001年より現職(当時東京支店長)。日本企業の経営者報酬に関するコンサルティングに従事。

櫛笥 隆亮(くしげ・たかあき)
タワーズペリン経営者報酬コンサルティング部門コンサルタント
東京大学経済学部卒業。公認会計士。大手監査法人を経て、タワーズペリン入社。大手上場企業における上級経営者の報酬コンサルティング活動に従事。
田中 滋(たなか・しげる)
㈱ヘイ コンサルティング グループ 代表取締役会長
東京大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。エール大学大学院経済学修士。
通商産業省(現:経済産業省)を経て、1986年ヘイ・コンサルティング・グループ入社。90年に日本支社長、その後の法人化に伴い代表取締役社長。2007年から代表取締役会長。1998年からはヘイ・グループ(米国)の本社取締役も務める。
日本企業における人事制度と人材マネジメントの革新に取り組み、成果主義型人事制度およびコンピテンシーを日本に導入したコンサルタントとして知られる。
山内 悦嗣(やまうち・よしあき)
ARI研究所 副理事長、公認会計士
全国社外取締役ネットワーク 監事
一橋大学商学部卒業。
アーサーアンダーセン日本代表、朝日監査法人専務理事を経て、日本アンダーセン研究所(現ARI研究所)副理事長に就任、現在に至る。
公認会計士第三次試験 試験委員(監査実務担当)を歴任。
ソニー㈱ 社外取締役(監査委員会議長)、㈱三井住友フィナンシャルグループ 社外取締役、㈱アマナ 社外取締役、スタンレー電気㈱ 社外監査役