企業価値コース(第6期)
上場会社のコーポレート・ガバナンスの確立が求められています。コーポレート・ガバナンスの体制を整えると同時に必要となるのは、ガバナンスの実効性確保のための取り組みです。そのためにはボードメンバー(社内、社外問わない取締役、監査役)の「コーポレート・ガバナンス研修」が欠かせません。
コーポレート・ガバナンスの目的は「企業価値の向上」にあります。ボードメンバーが株主から評価される企業価値を意識して、経営を行うことが求められます。企業価値向上の施策は様々ありますが、本「企業価値コース」では、アカウンティングとファイナンスの知識としっかり押さえた上で、企業価値向上に資するM&Aと役員報酬制度に焦点を当てます。「企業価値コース」の全4回で学ぶ内容は、次のとおりです。
第1講:BS、PL、CFと財務分析、決算の機能についての基礎知識。
第2講:投資家の目線を意識した、企業価値向上に資するコーポレート・ファイナンスの基礎知識。
第3講:過去の事例分析か学ぶ、取締役、監査役が知っておくべきM&Aの基礎知識。。
第4講:企業価値向上を目的とした役員報酬制度の考え方とその設計、報酬委員会のあり方。
■ 企業価値コースのカリキュラム(開催場所/CGネット会議室:港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル12F)
コース名 | 講座概要 |
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第1講 2014年9月24日(水) 18:30~20:30 |
『取締役、監査役が押さえておきたい決算書類の基礎知識』 西山 茂 氏 早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール) 教授 アステラス製薬、ピジョン 社外監査役 |
第2講 2014年10月2日(木) 18:30~20:30 |
『企業価値創造とコーポレート・ファイナンス ~投資家が求めるリターンを意識した経営を行うために』 松田 千恵子 氏 首都大学大学院社会科学研究科 経営学専攻 教授 エステー・日立化成・イオンフィナンシャルサービス 社外取締役、サトーホールディングス 社外監査役 |
第3講 2014年10月8日(水) 18:30~20:30 |
『過去の日本企業の買収失敗例に学ぶ、企業価値向上に資するM&A基礎知識』 服部 暢達 氏 早稲田大学大学院ファイナンス研究科 客員教授 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 客員教授 みらかホールディングス、ファーストリテイリング 社外取締役 |
第4講 2014年10月16日(木) 18:30~20:30 |
『企業価値を高める役員報酬制度 ~コーポレートガバナンスの視点から、経営者報酬は、どのように、設計・運用されるべきか』 阿部 直彦 氏 ペイ・ガバナンス日本 代表取締役・マネージングパートナー |
講師略歴 |
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西山 茂 (にしやま・しげる):第1講 早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール)教授、 アステラス製薬、ピジョン 社外監査役 1984年早稲田大学政治経済学部卒。1990年ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。 監査法人ト-マツ、㈱西山アソシエイツにて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2002年より早稲田大学。2006年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。 主な著書に、企業分析シナリオ第2版(東洋経済新報社)、戦略管理会計改訂2版(ダイヤモンド社)、英文会計の基礎知識(ジャパンタイムズ)、入門ビジネス・ファイナンス(東洋経済新報社)出世したけりゃ会計・財務は一緒に学べ(光文社新書)などがある。 |
松田 千恵子(まつだ・ちえこ):第2講 首都大学東京大学院 社会科学研究科経営学専攻 教授 首都大学東京 都市教養学部 経営学系 教授 株式会社日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業、買収ファイナンス等を担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストを経て、株式会社コーポレイトディレクション、ブーズアンドカンパニー株式会社(旧ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン)でパートナーを務める。2006年にマトリックス株式会社を設立、企業経営と資本市場にかかわるコンサルティングビジネスに注力する。2011年より現職。 日本CFO協会主任研究委員。経済産業省産業構造審議会産業金融部会委員、内閣府M&A研究会委員、行政改革推進本部 行政減量・効率化有識者会議 政策金融改革ワーキングチーム委員、国立大学法人東京外国語大学監事等を歴任。現在、国立大学法人東京外国語大学経営評議会委員、株式会社国際協力銀行リスクアドバイザリー委員会委員、日立化成株式会社およびエステー株式会社、イオンフィナンシャルサービス株式会社社外取締役、サトーホールディングス株式会社社外監査役 著書「格付けはなぜ下がるのか~大倒産時代の信用リスク入門」(日経BP社)、「ファイナンスの理論と実務」(金融財政事情研究会)、「グループ経営入門」(税務経理協会)、「成功するグローバルM&A」(中央経済社)等。講演・執筆等多数 東京外国語大学外国語学部卒、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士 |
服部 暢達(はっとり・のぶみち):第3講 早稲田大学大学院ファイナンス研究科客員教授 一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授 みらかホールディングス、ファーストリテイリング 社外取締役 【講師略歴】 1981年3月、東京大学工学部卒業。日産自動車を経て89年6月、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン・スクール経営学修士課程卒業。89年より03年まで米国系大手投資銀行にて日本におけるM&Aアドバイザリー業務を担当。98年からはマネージング・ディレクターとして同業務を統括。日本リースのリース事業のGEキャピタルへの売却、第二電電・KDD・日本移動通信の三社合併、ロッシュによる中外製薬の買収、NKKと川崎製鉄の経営統合など日本企業が関係する大型案件を数多く手がけた。03年10月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科にて、また09年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究センターにてM&Aと企業価値評価の講義を担当するかたわら、有限会社服部暢達事務所を設立して、日本における株主価値増大に資するM&Aの研究・評論活動を行っている。 主な論稿 「M&A最強の選択」(日経BP社 2006年2月) 「LBOブーム到来は必然」(日本経済新聞 2006年4月、経済教室) 「検証 日本の敵対的買収」(日本経済新聞出版社 2007年7月)(共著) 「実践M&Aハンドブック」(日経BP社、2008年1月) 「日本のM&A「買い」に偏り、価値創出へ綿密な計画を」(日本経済新聞 2010年6月、経済教室) 「金融サービスのイノベーションと倫理」(中央経済社、2011年3月)(共著) |
阿部 直彦(あべ・なおひこ):第4講 ペイ・ガバナンス日本株式会社 マネージング・パートナー 20年を超える日米での経営者報酬コンサルティングの経験を有しており、本分野の、日本におけるパイオニア。 米国KPMG(ロサンゼルス)日系企業部ディレクター、タワーズペリン(現タワーズワトソン)のロサンゼルス(コンサルタント)を経て東京支店代表等を勤めた。2013年11月にペイ・ガバナンス日本株式会社の代表パートナーに就任。 日本経済新聞、朝日新聞、日経ビジネス、ウオールストリートジャーナル、ビジネスウイークなど多くのメディアに対して経営者報酬に関するコメント及び論文の提供実績がある。 日本取締役協会の経営者報酬ガイドラインのワーキンググループリーダーを、2002年以降継続して務める。 1985年 應義塾大学商学部卒業 米国ペイ・ガバナンスLLCは、旧タワーズペリン経営者報酬部門のパートナーが中心となって設立された独立系経営者報酬コンサルティング会社。大規模クライアントの領域でのマーケットシェアが高く、S&Pラージキャップ500社では、創設4年で、第2位にランクされている。 ペイ・ガバナンス日本株式会社は、米国ペイ・ガバナンスのグローバルメンバーファームであり、日本初の独立系経営者報酬コンサルティング会社として設立された。 |