企業価値コース
2015年6月1日のコーポレート・ガバナンス・コードの適用で、上場会社のコーポレート・ガバナンスの確立がますます求められるようになりました。コードの原則4-14では「取締役・監査役のトレーニング」が謳われ、ボードメンバー(取締役及び監査役)のコーポレート・ガバナンスの関する理解が必須になっています。
「取締役・監査役大学講座」は、コーポレート・ガバナンスの推進団体として10年以上の歴史のあるCGネットが独自に開発したコーポレート・ガバナンスのトレーニング・プログラムです。「ガバナンスコース」「企業価値コース」「役員責任コース」の3コースで構成され、「企業価値コース」の全4回で学ぶ内容は、次のとおりです。
第1講:BS、PL、CFと財務分析、決算の機能についての基礎知識。
第2講:投資家の目線を意識した、企業価値向上に資するコーポレート・ファイナンスの基礎知識。
第3講:過去の事例分析か学ぶ、取締役、監査役が知っておくべきM&Aの基礎知識。
第4講:持続的な企業価値向上を目的とした株主との対話のあり方。
■ 企業価値コースのカリキュラム(開催場所/CGネット会議室:港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル12F)
コース名 | 講座概要 |
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第1講 2015年11月5日(木) 18:30~20:30 |
『取締役、監査役が押さえておきたい決算書類の基礎知識』(仮) 西山 茂 氏 早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール) 教授 アステラス製薬、ピジョン、ユニプレス 社外監査役 |
第2講 2015年11月11日(水) 18:30~20:30 |
『企業価値創造とコーポレート・ファイナンス~投資家が求めるリターンを意識した経営を行うために』(仮) 松田 千恵子 氏 首都大学大学院社会科学研究科 経営学専攻 教授 日立化成、フォスター電機 社外取締役、サトーホールディングス 社外監査役 |
第3講 2015年11月18日(水) 18:30~20:30 |
『過去の日本企業の買収失敗例に学ぶ、企業価値向上に資するM&A基礎知識』(仮) 服部 暢達 氏 早稲田大学大学院ファイナンス研究科 客員教授 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 客員教授 みらかホールディングス、ファーストリテイリング、博報堂DYホールディングス 社外取締役 |
第4講 2015年11月26日(木) 18:30~20:30 |
『企業価値向上に資する株主との対話の実践』(仮) 高山 与志子 氏 ジェイ・ユーラス・アイアール マネージングディレクター、取締役 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット) 理事 |
講師略歴 |
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西山 茂 (にしやま・しげる):第1講 早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール)教授、 アステラス製薬、ピジョン、ユニプレス 社外監査役 1984年早稲田大学政治経済学部卒。1990年ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。 監査法人ト-マツ、㈱西山アソシエイツにて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2002年より早稲田大学。2006年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。 主な著書に、企業分析シナリオ第2版(東洋経済新報社)、戦略管理会計改訂2版(ダイヤモンド社)、増補改訂版 英文会計の基礎知識(ジャパンタイムズ)、入門ビジネス・ファイナンス(東洋経済新報社)出世したけりゃ会計・財務は一緒に学べ(光文社新書)などがある。 |
松田 千恵子(まつだ・ちえこ):第2講 首都大学東京大学院 社会科学研究科経営学専攻 教授 首都大学東京 都市教養学部 経営学系 教授 日立化成、フォスター電機 社外取締役、サトーホールディングス 社外監査役 株式会社日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業、買収ファイナンス等を担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストを経て、株式会社コーポレイトディレクション、ブーズアンドカンパニー株式会社(旧ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン)でパートナーを務める。2006年にマトリックス株式会社を設立、企業経営と資本市場にかかわる研究、教育、アドバイザリー等に注力する。2011年より現職。 日本CFO協会主任研究委員。経済産業省産業構造審議会産業金融部会委員、内閣府M&A研究会委員、行政改革推進本部 行政減量・効率化有識者会議 政策金融改革ワーキングチーム委員等を歴任。現在、国立大学法人東京外国語大学経営評議会委員、株式会社国際協力銀行リスクアドバイザリー委員会委員、日立化成株式会社社外取締役、フォスター電機株式会社社外取締役、株式会社海外交通都市開発事業支援機構(国土交通省)社外取締役、サトーホールディングス株式会社社外監査役、著書「格付けはなぜ下がるのか~大倒産時代の信用リスク入門」(日経BP社)、「ファイナンスの理論と実務」(金融財政事情研究会)、「グループ経営入門」(税務経理協会)、「成功するグローバルM&A」(中央経済社)、「これならわかるコーポレートガバナンスの教科書」(日経BP社)等。講演・執筆等多数 東京外国語大学外国語学部卒、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士 |
服部 暢達(はっとり・のぶみち):第3講 早稲田大学大学院ファイナンス研究科客員教授 一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授 みらかホールディングス、ファーストリテイリング、博報堂DYホールディングス 社外取締役 【講師略歴】 1981年3月、東京大学工学部卒業。日産自動車を経て89年6月、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン・スクール経営学修士課程卒業。89年より03年まで米国系大手投資銀行にて日本におけるM&Aアドバイザリー業務を担当。98年からはマネージング・ディレクターとして同業務を統括。日本リースのリース事業のGEキャピタルへの売却、第二電電・KDD・日本移動通信の三社合併、ロッシュによる中外製薬の買収、NKKと川崎製鉄の経営統合など日本企業が関係する大型案件を数多く手がけた。03年10月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科にて、また09年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科にてM&Aと企業価値評価の講義を担当するかたわら、有限会社服部暢達事務所を設立して、日本における株主価値増大に資するM&Aの研究・評論活動を行っている。 主な論稿 「M&A最強の選択」(日経BP社 2006年2月) 「LBOブーム到来は必然」(日本経済新聞 2006年4月、経済教室) 「検証 日本の敵対的買収」(日本経済新聞出版社 2007年7月)(共著) 「実践M&Aハンドブック」(日経BP社、2008年1月) 「日本のM&A「買い」に偏り、価値創出へ綿密な計画を」(日本経済新聞 2010年6月、経済教室) 「金融サービスのイノベーションと倫理」(中央経済社、2011年3月)(共著) 「日本のM&A 理論と事例研究」(日経BP社、2015年2月) |
高山 与志子(たかやま・よしこ):第4講 ジェイ・ユーラス・アイアール㈱ マネージングディレクター、取締役 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット) 理事 ジェイ・ユーラス・アイアール㈱のコンサルティング部門の責任者として、取締役会評価、コーポレート・ガバナンスに関するコンサルティング、機関投資家の意識調査・分析、企業の資本市場での評価測定、TOB・プロクシーファイト関連支援等のIR活動に関するコンサルティングを行う。 主要著書・論文として、『スチュワードシップとコーポレートガバナンス』(共著、東洋経済新報社)、「取締役会評価とコーポレート・ガバナンス ─形式から実効性の時代へ─」『商事法務』2043号(2014年9月15日)など多数。 株式会社オートバックスセブン社外取締役。地方公務員共済組合連合会資金運用基本問題研究会委員。 東京大学経済学部卒。エール大学経営大学院卒MBA取得。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士号取得(社会情報学)。 |